再生プロセス
受入検査から最終出荷まで、8段階の徹底した工程で遠心分離機を新品同様の状態に復元します
なぜ再生機器なのか
遠心分離機は精密な工業製品であり、適切なメンテナンスを施すことで長期にわたって安定した性能を発揮します。Shiokomichiweqxでは、使用済み機器をただ清掃するだけではなく、構成部品の一つひとつを検証し、必要に応じて交換・調整を行うことで、新品に匹敵する信頼性を実現しています。
この取り組みにより、新品購入と比較して最大60%のコスト削減を可能にしながらも、研究や分析業務に求められる精度と安全性を確保しています。すべての再生機器には校正証明書と保証が付帯し、導入直後から安心してご使用いただけます。
再生の全工程
当社の技術チームが実施する8段階のプロセスをご紹介します。各段階で厳格な基準を設け、品質を妥協なく追求しています。
受入検査・初期診断
入荷した機器の外観を目視で確認し、筐体の損傷やコネクタの劣化、配線の状態を記録します。次に電源を投入し、モーターの起動音や振動、操作パネルの表示を確認して初期診断レポートを作成します。この段階で再生の可否と必要な作業範囲を判定し、お客様に見積もりをご提示します。
完全分解
機器を構成するすべての部品を取り外します。モーターアッセンブリ、ローターチャンバー、制御基板、安全インターロック機構、冷却ユニットまで残らず分解し、部品ごとに状態を記録・分類します。分解中に発見された異常は即座にレポートに追記され、後工程の作業計画に反映されます。
洗浄・除染
分解した各部品を専用の洗浄液と超音波洗浄装置を使って徹底的にクリーニングします。ローターチャンバー内部や冷却フィンに蓄積した汚れや残留物を除去し、腐食の有無を確認します。外装パネルも研磨処理を施し、見た目にも新品に近い状態に仕上げます。
摩耗部品の交換
ベアリング、ドライブベルト、シールガスケット、ブラシなどの消耗部品は、使用時間に関わらず新品に交換します。冷却遠心機の場合は冷媒の充填状態とコンプレッサーの圧縮効率も検査し、基準を下回る場合は冷却ユニットごと交換します。交換部品には純正品または製造元が認定した互換品のみを使用します。
再組立
洗浄・交換済みの部品を、製造元の組立仕様書に従って正確に再組立します。締結トルクの管理、配線の結線確認、安全インターロックの動作テストを工程ごとに実施し、組立品質を担保します。再組立後はローターを装着し、手回しでの回転確認を行います。
バランス調整・校正
ローターの動的バランスを専用装置で測定し、規定値以内に収まるよう微調整を行います。続いて回転速度、遠心力、タイマー精度、温度制御の校正を実施します。校正にはトレーサビリティが確保された計測器を使用し、すべてのデータを校正証明書に記載します。
連続運転試験
校正完了後、最低4時間の連続運転試験を実施します。最高回転数での安定性、振動レベル、温度到達時間、緊急停止機構の応答速度などを計測し、すべての項目がメーカー出荷時の基準を満たしていることを確認します。冷却モデルでは設定温度への到達時間と保持精度も記録します。
最終検査・出荷準備
品質管理チームによる最終検査を経て、外観・動作・安全性のすべてが合格基準を満たした機器のみを出荷対象とします。校正証明書、動作試験報告書、保証書を同梱し、専用の緩衝材と断熱梱包で安全に梱包します。納品後のセットアップ支援もご要望に応じて対応いたします。
再生作業の様子